皆さん、こんにちは!そして、こんばんは!コピーライターのMです。突然ですが、皆さんは大事な書類や原稿の校正でミスを犯したことはありませんか?私は校正が大の苦手なんです。それは新人コピーライターの時から、今も変わりません。余りにも校正ミスが多いので、その理由を真剣に考えたことがあります。

■他人の原稿は目で読み、自分の原稿は頭で読む。

そして、私が導き出した答えは、「自分で書いたコピーや文章は、頭の中で読んでまうから!」です。チコちゃんに叱られますかね?

その根拠は、校正する際、他人の書いた原稿は初見の場合が多く、内容の確認と共に誤字・脱字に注意しながら、目で追って読みます。

一方、自分が書いた原稿は、すでに内容が分かっているので、1字1字注意して校正しているつもりでも、目ではなく、つい頭の中で読んでいる気がします。何となく説得力があるでしょ。

■今日までバレなかった『校正ミス』を白状します。

さて、私が大学を卒業し、コピーライターとしてキャリアをスタートさせた今から40年ほど前、最初に勤めたナショナル宣伝研究所時代のお話しです。

前述したように、私は校正が大がつくほど苦手。運が悪いことに上司だったコピー部の部長Sさんもまた校正が得意ではなかったんです

そのような状況でしたから、2人して『校正ミス』を結構やらかしていました。営業部の部長からは穴が開いたような“ザルのような校正”をもじって「大ザル、子ザル!」とよく揶揄われたものです。

コピー部では他人の原稿を校正してミスを見つけた場合、1箇所につきビール1本という暗黙の了解があったのですが、私は随分と先輩たちにビールを献上いたしました。

当時、企画・制作していた広告は新聞がメインで、成美製販の担当営業のOさん、またYさんに幾度となくゲラ刷りの段階で校正ミスをこっそり直していただきました。たまに下版してからの修正もあったので、本当に感謝しております。

しかし、最後まで校正ミスを見つけられず、そのまま掲載してしまった原稿が幾つかるんです。もう時効ですので白状させていただきます。

まず新聞15段(1ページ)の企業広告で、欄外にある問い合わせ先の社名を『松下電器産業株式会社』とするところを『松下電器株式会社』で掲載してしまいました。ごめんなさい。

また洗濯機の広報紙用の3段(5分の1ページ)広告で、『マイコン制御』を1文字間違えて『イ』が『ン』になっているのに気づかず掲載してしまいました。他にも見つけていない細かな校正ミスはあったと思います。

でも、一番印象に残っている校正ミスは、朝日新聞に入稿した企業広告で、校閲部から『広告のビジュアルに使われている世界地図ですが、〇〇〇の国名が旧国名になっていますので、差し替えてください。」と電話があったことです。

■校正ミスより怖い、致命的な教養ミス!

具体的な国名は忘れましたが、地図に小さく表示されていたものです。私が書いた広告原稿ではないですが、頼まれて校正はしました。

教養ミス

おそらく制作部で2~3名、営業部で1名、さらに松下の宣伝事業部でも担当者が目を皿にして校正をしてから入稿した原稿でした。残念ながら、私の目の皿は割れていたようです。

強面のグループCDから「これは校正ミスではなく、教養ミスだな。」とボソッと言われ、誰もが苦笑いしかできませんでした。

今日もこうしてブログを書いていますが、見直すたびに、書き間違いならぬ、打ち間違いを見つけます。でも、ブログは後から幾らでも修正できますからね。

マズイのはメールを変換ミスした漢字のまま送ってしまい、後から気づくことです。修正して再送するのも妙だし、困ったものです。変換ミスした漢字によっては『教養ミス』と思われますから、注意しないといけませんね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも私が経験してきた広告業界にまつわる話をアップしていきますので、宜しくお願いいたします。

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